精密根管治療

根管治療は歯の土台の治療です。これが不十分だと腫れる原因や噛めない原因になります。

神経の治療は非常に難しく、成功率は１００％にはなりません。しかし成功率を上げるためにラバーダム防湿というゴムのマスクをかけます。

実は唾液中にはものすごい数の細菌が潜んでいます。そして歯の根っこ身体内部の骨髄と繋がっています。なかに細菌をいれてはいけません。

欧米では１００％近い歯科医が実施している方法ですが日本では実施率は５％ほどと言われています。

理由は保険診療では点数がないため材料代もでず、ボランティアになっているからです。

しかし私は保険治療でもできるだけいい治療を提供したいと考えております。

当院では保険診療でも積極的に行っております。

　ラバーダムをかけた後は歯の内部の掃除です。

肉眼ではほぼ見えないため手探りの治療になりますが、マイクロスコープを用いて拡大すると汚れがはっきりとわかります。

マイクロスコープは高価な機器であり普及率は４％ほどといわれています。

歯が腫れていて何年も苦しんでいる患者さんもいます。

特に根の治療の再治療（再根管治療）は厄介です。いろいろな文献を参考にした私見ですがラバーダム等未使用で成功率は４０％ほど

ラバーダム、マイクロスコープを用いても７０％ほどだと思います。

しかし考えられるできるだけの治療をし、歯を残すことに努めるのが歯科医の役割だと思います。