親知らずの抜歯について

親知らずを抜くか抜かないかの判断は人によって違います。

いくつか紹介します

抜く場合

・歯が斜めにはえている

・今までに腫れたことがある

・親知らずが虫歯になっている

・隣の歯を虫歯にしている

・歯ブラシができない場所に生えている

 

 

抜かない場合

・真っすぐきれいにはえている

・今後親知らずを移植に使う時

・抜歯のリスクが高い時

しかし歯を抜くという事は手術なのでリスクもあります

 

よくあるリスクは

・腫れる

平均して上の親知らずを抜くときは2日くらい、下の歯は8日くらい腫れます。大事な旅行の前は控えた方がいいです。

 

・マヒのリスク

下の親知らずを抜く場合、下顎の神経と歯がくっついている場合、口の端の一部がしびれる後遺症が残ることがある（1％以下の確率）

そのため下の親知らずを抜くときは必要に応じてCTをとって神経の場所を確認します

 

・副鼻腔とつながることがある

上の親知らずを抜く場合お鼻の空洞と口がつながったままになることがあります。うがいをすると鼻に水が入った状態になります（１％以下の確率）

その後適切な処置をすればふさがります。

 

 

親知らずを抜くときは皆さん緊張していますが、しっかり麻酔をかけて行いますので、術中はほぼ痛みはありません

また、院長は歯を抜く専門の口腔外科で勉強していました。最近では歯科医師の勉強会で抜歯について何回か発表をしております。豊富な経験を積んでおりますのでご安心下さい。

 

 

注）すべての親知らず抜歯に対応はしておりません。難易度は非常に高い場合、近隣の口腔外科を紹介しております。（20才前後ではほとんど紹介はしていませんが、25才以上は難易度が上がってくるため難しいときは紹介をしております。）