八千代市の新しい歯医者【ファミリーはら歯科医院】18時30分まで・八千代緑が丘駅そば
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2021年7月
子どもが自分で歯みがきするとき、またパパママが仕上げみがきをするときに、どんなものを使ったらいいのかご質問をいただくことがあります。
「大人と同じように、こんな感じかな?」
とざっくりした感覚で道具選びをしがちですが、効率良くむし歯や歯肉炎予防をするため、
①乳歯が生えてから揃うまで 0~3歳
②乳歯の安定期 4~5歳
②乳歯から永久歯の交換期 6~12歳
それぞれ年齢の特徴に分けて、道具選びのことをお話ししようと思います。
①乳歯が生えてから揃うまで 0~3歳
乳歯の生え始めたら、小さなヘッドの歯ブラシでみがき、濡らしたガーゼやハミガキナップで歯や周りの粘膜をそっと拭うと、母乳やミルク、離乳食の残ったものが取れてさっぱりします。
上下の唇の中にお水を入れてブクブクうがいができるようになるまでは、上の前歯のむし歯リスクが高いのでガーゼ拭きは続けましょう。
2歳くらいになると自分でもみがきたがるので、本人用ハブラシとして子どもが握りやすく短い持ち手の物を使わせます。仕上げみがきは、子どもが使うハブラシとは別に、仕上げみがき用ハブラシを必ず使います。
理由は、小さな子どもは自分で磨く最中に歯ブラシを噛んだり、力加減が強いことが多く劣化が早いから。また自分磨きしやすくするためヘッド部分が大きめの設計なので、細かい所は磨きにくいことからです。
仕上げみがき用のハブラシは、ヘッドがコンパクトなだけでなく、毛足が短いので短時間でしっかり汚れを落とせるようになっており、大人が持ちやすい設計になっています。
また、歯と歯の間がくっついているところは、子どもであってもフロス(糸ようじ)が必要です。子ども用のかわいいものやフルーツのフレーバーなど、ぜひ活用しましょう。
歯みがき粉は必須ではないのですが、むし歯リスクが高い場合はフッ素入り歯みがき粉やフッ素ジェルが有効です。
年齢に応じたフッ素の量がありますので、使い方に注意しましょう。
②乳歯の安定期 4~6歳
この頃になると、食べ物の種類が増えると同時に友達同士の交際範囲が広がり、甘い物の管理がゆるみがち。
また歯ぎしりの影響で歯と歯の間がこすり合わされ、歯の間のむし歯リスクがグッと上がります。
本人みがき用ハブラシ、仕上げみがき用ハブラシ、フロスは必須で、フッ素入り歯みがき粉やフッ素ジェルも使うといいでしょう。
乳歯から永久歯の交換期 6~12歳
6歳臼歯と言われている第一大臼歯は、乳歯列の一番奥から少しづつ出てきます。大きく複雑な形なので、歯ぐきから出てくる時とても不潔になりやすく、むし歯や歯肉炎になることもあります。
そこで活躍するのがワンタフトブラシ。
一本ブラシとも言われているくらい、ブラシの毛束が小さくまとまっています。奥歯の溝だけでなく、内側や外側をみがくのにも便利です。
また、上の前歯が生え変わったばかりの裏側はスコップのような形なので、ここも不潔になりやすいのでワンタフトブラシが活躍します。
そしてやっぱりこの時期も、フロス(糸ようじ)は必須です。
乳歯から永久歯への交換期は、乳歯がグラグラするので歯の間に食べ物が詰まりやすく、自然には取れにくいので歯肉炎の原因となります。
仕上げみがきは、子どもの体の機能的に10歳くらいまで必要なので、本人みがき用ハブラシ、仕上げみがき用ハブラシ、フロス、フッ素入り歯みがき粉やフッ素ジェルを揃えておきましょう。
④よくある質問とまとめ
このほか、電動ハブラシはどうかと聞かれることもよくあります。
最近では子ども用キャラクターものも多く、安く手に入ることもあって使おうか迷うようです。仕上げみがきを手早く済ませたいですしね。
ところが電動ハブラシは使い方にコツがあり、「磨いているのに磨けていない」という残念なことがよくあります。
2つの注意点があるので、使おうか迷っている方や使用中の方は参考にしてください。
①歯と歯肉の境い目、歯の溝、歯と歯の間に、歯ブラシの毛先をしっかり当てて振動させる
通常のハブラシの当て方と一緒なのですが、電動の振動に任せて表面をサーっと滑らせてしまいがち。これでは肝心な所のお掃除ができません。
②歯ブラシのヘッド部ブラシは、1~2カ月に一回は交換する
電動ハブラシの本体が安くても替えブラシが高いので、ついつい劣化したまま使い続けがちです。汚れを落とす能力が弱いまま使ってていては、「磨けていない」原因になります。
以上を確実に守れるのならば大丈夫です。
ちなみに、私はそこそこ有名で高価な電動ブラシを持っていますが、自分や仕上げみがきに使っていません( ;∀;)
その他、むし歯のリスクが高い子どもにはフッ素のうがい薬を使うことは有効です。
またキシリトールガムも、むし歯になりにくい口腔環境をつくるのでお勧めです。
子どもそれぞれのお口の状況に合わせた道具選びをし、効率よく「健口管理」していきましょう。
迷うことがあれば遠慮なく、歯科医師や歯科衛生士におたずねください(^^)/
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