定期検診の勧め（予防歯科）

あるリタイアした中高年へのアンケートで、「リタイア後に後悔すること」というものを目にしました。果たしてそれは何でしょうか。

 

それは旅行や家族サービスなどではなく、第一位は歯の治療でした。

長いサラリーマン生活を経てこれからのセカンドライフを楽しむためには自分の歯でおいしくご飯を食べることが必要です。老後の楽しみの大きな割合をしめるのが食事や旅行だからです。

現代は忙しい人が多く自分の健康がおろそかになっていると感じます。歯が痛いときだけ来院し、痛みが治まれば来なくなる。そうしていく中で徐々に口の中は崩壊していきます。問題はなくとも歯科医院に定期的に来院し、口の中の健康増進を心掛けてほしいと思います。

当院では人によりますが３か月に一度ほどの定期検診クリーニングをお願いしております。

その時に虫歯、歯周病のチェック、歯石の除去、歯ブラシチェック、モチベーションアップ、食生活が乱れていないか（特に糖分）等々いろいろとやることがあります。

なぜ３か月かというと予防先進国のスウェーデンの研究報告によれば

「患者が3ヶ月間隔で専門家による歯面清掃を受けていれば、術後のポケットの深さや付着の位置の維持にとって、プラーク指数に現れる患者自身による口腔衛生はたいして問題にならないことがわかった」との報告があるからです。

その他プラーク・歯石が蓄積し、虫歯や歯周病のリスクが高まるサイクルが約3ヶ月との報告もあります。

 

３か月に一度も病院に行くなんて多すぎ！と思う方もいるかもしれません。

個人的には美容院にいく感覚で歯医者に来て欲しいです。２か月くらいで髪が伸びたら切るのと同じで、歯の汚れか溜まってきたら歯医者に来て欲しいです。大事なことは自分の歯の健康を守るという意識を心の片隅に持ち続けることだと思います。

 

 

八千代緑が丘

ファミリーはら歯科